おいしい珈琲の淹れ方
(エスプレッソ編)

中深炒り〜深煎りのコーヒー豆向け
エスプレッソはイタリア生まれのコーヒー抽出器です。この器具の場合は泡は出ません。サイフォンのようにコーヒー豆の粉を通ってきたお湯を受ける様式になっていて、手軽に楽しむことが出来ます。深炒りの豆を使ってコクがあって苦味の強い、濃いコーヒーが楽しみたい人向けです。イタリアン料理など油っこい料理と相性がいいです。
これがエスプレッソ器の中です。お湯を受ける器、コーヒー豆を入れる、じょうろのように穴のあいたバスケット、蒸気の力で吹き上がってくるコーヒーを受ける上の器、という構造になっています。割とシンプルでしょう?
コーヒー豆は細引きよりももう少し細かい位に挽きます。手動のミルで挽きの調節が出来るものなら何とかエスプレッソ向けの挽きに対応できますが、そうでなければお店で豆を購入の際に「エスプレッソ向け」として細引きにして買うのが良いでしょう。
細引きにしたコーヒー豆をバスケットに入れて、スプーンで平らにならします。豆の量はメジャーカップで1杯半がデミタスカップで3杯分です。粉っぽいコーヒーが苦手な人はこの上に専用のろ紙をひくと良いでしょう。
下の器に熱湯を入れます。よく本などに水を入れると書いてありますが、熱湯を使う方が時間的に早くできて便利です。
お湯を入れたらバスケットをセットして上部の器をしっかりと取り付けます。熱湯を入れた下の器でやけどしないように気をつけて。
器具をセットしたら火にかけます。火力はとろ火から弱火の真中くらい
火にかけて3分くらいで湯が上がってきます。これはコーヒーが上がってくるのがわかるようにふたを開けたところ。火が強すぎると早く湯が上がってきて水っぽくなりますし、弱すぎると火にかけすぎで香りが飛んでしまいます。火から離れないで注意してください。お湯が上がりきったら出来上がり!


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